本のまとめ

今日読んだ本も佐藤優さんの本だ。

牙を研げ


2015年に東芝の粉飾決済が起こった。その時に、3人の歴代社長が問題になるようなレベルだった。ただ社長から直接不正を働きかけるような指示が記載されている文書は見当たらなかった。


上司はうまくやれ、チャランジしろ、工夫しろというそれだけでは違法とは言えないマジックワードを使って指示をする。


このことについて、佐藤優は語る。

ビジネスマンに非常に有益な本がある、それは旧陸軍の作戦要務令という本。国立の図書館とかでみることができる。


基本的に出世する人物はここに書かれている条件を満たす人。


この中で、独断専行を認める項目がある。

独断で物事を決めることができるなんてことは、特に軍事の世界ではあってはならないものと考えていたがそうでもないらしい。


機を逸することが1番の悪であるので、状況の変化が著しい時や、現場で判断せざるを得ない時は独断専行が可能となる。


独断と主従はかならずしも相反するものではない。ただし、能力と権限がかけはなれているやつがこれをやってしまうと組織に潰される。幹部並みの知見をもっているもののみがこれをすることが可能となるのである。


上司としての立場からだとうまくやれという指示は最強の言葉で、成功したらよくやった、俺の指示通りうまくやったな。

失敗したら何やってるんだ俺の指示通りうまくやれていないじゃないかとこうくる。