本のまとめ

今日読んだ本は佐藤優の本である。

先生と私という本は本当に面白かったし、一生手元に置いていきたい本だ。


1. 周囲の大人との関係性が濃い。そしてその大人達から教えてもらっている、大人扱いしてもらえる佐藤優の態度や考え方にあこがれる。


2.印象に残るエピソードや周囲の大人達からのアドバイスが、今でも楽勝で通用する本当にすごいアドバイス。自分もこういう人のように少年に接したいなあと思える魅力的な人物であること。、


以下覚えていることをつらつらと書く。


❶佐藤家では、2月に一度ほど、ちゃんとしたレストランで家族で食事をしていた。

そこで、欲しいものがあった優くんは、レストランで食事するよりもこの食事に使うお金をお小遣いとして欲しいとお母さんにいう。

そうすると、すごく怒られる。

優くん、私たちが結婚する前に毎月1回のレストランでの食事と年一回の家族旅行を結婚するときに話し合って決めた。

私たちが子供の時は戦争とかがあって、家族との楽しい思い出があまりない。

そして、私たちは優くんが大人になるまでに死んでしまうかもしれない。でもこういう食事をして家族との思い出を作っておけば、

私たちがいなくなった時に家族との思い出として、レストランで食事したことを思い出せるようになると思う。

だから優くんもお金のことだけでなくて、思い出を大切に思える人間にならなくちゃダメよ


あさま山荘事件があったあと、お母さんに呼び止められる。

優くんが将来大人になってこんな事件を起こすようになったら優くんを殺して私も自殺する。沖縄で死んだと思えば、なんてことはない。

不愉快だったが、聞き流す優くん。

しかしまた翌日の夕食でも繰り返し言われる。テレビで偉いさんが言っていたよ、刑務所に入るような悪いことをしなければ、何をやっても良いと思っている。お母さんもそれに賛成よと、


そこでお父さんがいう。僕は、自分が正しいと思うことをやって捕まるならそれは良いと思う。あさま山荘を起こした子達だって、戦時中であれば真っ先に特攻隊にいったとお父さんは思う。悪いのは大人達だ。自分にできないことを子供たちにやらせる。それは卑怯だ。

優くんは将来大学にいって偉い先生から学ぶことが多いと思う。理科に関する知識とかだったらそのまま聞いておいてよい、でも政治に関することはそのまま鵜呑みにすることは絶対にダメだ、自分の頭で考えることだ、そしてお母さんの悲しむことはしないようにすることだ。という。


このエピソードはカッコよすぎる。こういう親になりたい。


❸要約と敷衍


❹特攻する前日に戦争が終結した人とドフトエフスキー


ニーチェマルクス

人生を苦しいものだと捉えた。

ニーチェは人の弱さに、マルクスは社会の構造にその原因を認めた。


❻番長との信頼関係。

ちくらないから信用できる。


❼理科のわからない人たちが負ける戦争をする